心は繋がっている

大地が怒った。海が怒った。そして人々に悲しみや苦しみを届けた。
ぼくの周りの人はみんないなくなった。ぼくは一人になっちゃった。
ぼくの大切なものはみんな火災と津波でなくなっちゃった。
でもぼくは生かされている。絶望しか見えない今を生きている。
あの日の瞬間までばくは大好きな家族と笑い合っていた。こんなことが
待っているなんて知らずに。今は一人ぼっち。
あれから数日が経ち、みんなは立ち上がった。悲しんでばかりいても
あの日は戻ってこない。だからぼくは考えた。これから家族を作って
悲しみや苦しみを伝えていこうって。こんなことになったのは自然災害
もあるけれど、人的災害もあるはず。必要以上の木の伐採や大気汚染や
水の汚染、必要以上の道路建設、金儲けのための埋め立て工事。
でも一番悪いのはみんなが今の生活を当たり前って思ってること。
それに気付いて気をつけていたら守れた命もあったはず。
だけどね、人間は同じ過ちを繰り返してしまうこともあるけれど、
反省して1から始めることもできるんだよ。
心を繋いでみんなで助け合って、日本は守れるんだよ。
今回、無傷だった地域のみんなも心を繋げて1から始めようよ。
きっと素敵な未来がまっているから。